身体拘束ゼロ推進員養成研修に出講しました。

   

みなさんこんにちは、施設長の八尾です。

暑さが日増しに強くなってまいりました。熱中症などに十分注意してくださいね。

現在、私は大阪府看護協会で行われている、身体拘束ゼロ推進員養成研修において、講師を努めさせていただいています。

講義のテーマは、①高齢者の尊厳を支えるケア高齢者虐待防止身体拘束廃止の取り組みや制度について(利用者の権利擁護の視点でケア場面を考えてみる)②身体拘束廃止に係る体制整備(身体拘束廃止委員会の運営、記録方法、身体拘束廃止未実施減算)についてお話しさせていただいています。

身体拘束は対象者の安全のためという思い込みで、3要件(切迫性・一時性・非代替性)を満たさない拘束が、「ご家族の希望で・・・」「ご家族の許可を得たので」といったかたちで安易に、不適切な身体拘束がなされている現状が未だにあります。

また、身体拘束は無いと思われていても、身体拘束に繋がる行為ではないと思っていたため、知らぬ間にしてしまっていたり、必要な体制整備が構築されていなければ、身体拘束廃止未実施減算の対象になることなど多くの気づきがあり、受講者の方々も熱心に受講され、グループワークにおいても積極的なディスカッションがなされていました。

10月まで3日程の長丁場になりますが、少しでも皆様の尊厳を守る、安心のサービス提供ができる一助となりますように微力ながら頑張ってまいります。受講者の皆様、会場でお会いできる日を楽しみにしています!

 

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