栄養サポートチーム(NST)の取り組み 「さくら粥」 について
2018/01/30
管理栄養士の三宅です。
本日12/1より、嚥下調整食として、新しい形態の粥を導入しました。
命名『さくら粥』試作と試食を繰り返しついに完成いたしました。
このさくら粥は、
①ゼリー状に固まっていて、時間がたっても離水しない(米粒と水分が分離しない)
②お米の粒が残っており、お米の味がしっかりしていて美味しい
③ミキサー食よりも凝集性が高く(まとまりが良く)、食塊形成しやすい
このような特徴があり、嚥下が困難な方や、お粥の水分でムセてしまう方、食物の送り込みが困難な方に非常に有用であると考えています。
すくってみるとこのような感じ。
硬すぎず、軟らかすぎず、自己摂取される方にもすくいやすいです。
混ぜても離水しません。
実際提供してみると、利用者様からは「前のミキサー粥よりもおいしい!」との声を多数いただけました。
これからも、嚥下障害のある方にも、安全で見た目も美しく、美味しい食事を追求して食べる喜びを感じていただけるように、多職種協働を推進したいと思います。これからも栄養サポートチームの取り組みにご期待ください!
ちなみに、このさくら粥の名前の由来ですが、
お粥の粒を桜餅に見立て、「さくら」という響きが美しい、というところからきています。